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2008年5月28日 (水)

朝の通勤電車で

朝の通勤時、藤沢から小田急江ノ島線に乗ると、時々ある母親と息子さんに出会います。もうかれこれ7-8年にもなるでしょうか。もっと長いかも知れません。いつの頃からかその母親とは会釈するようになりました。息子さんはもう二十歳を過ぎているのではないかと思いますが、強度の自閉症と思われ、落ち着いて座っていられずに車内を歩いて行ったり来たりし、時折奇声を発します。母親はいつも周りの人に気を遣ってお気の毒で、私は「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。」という気持ちで、なんとなく挨拶するようになり、たまにその2人の横に腰掛けるとお母さんと話をするようになりました。しかし、息子さんとは一瞬目を合わせることはあっても、お互いに「見る」というところには至ったことはありませんでした。自閉症の子供は相手と目が合わない、ということは聞いたことがあり、自分の世界に閉じこもっているので、なかなか意志を通じ合うのは難しいのだろうと思います。ところが、今朝は会ったとき、笑顔を向けると、2~3秒と思いますが、目が合ったのです。これは初めてのことだと思い、なんだか嬉しくなりました。さらに、2人が桜ヶ丘の駅で降りるときには、母親に会釈した後、息子さんを見ると、こちらを見て何か言ったように思いました。「さようなら。」と言おうとしたのでしょうか。今度会ったときにも目が合うといいな、と思います。

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